俺達に価値はない
WASS UP Magazine issue 02にて掲載のHCD/Sieg Heilmanのインタビュー!載せ切れなかったロングインタビュー完全版です!
”オレ達に価値はない”
大阪アンダーグラウンド産カルトハードコアバンドHARDCORE DUDEのブランニューシットが09年この夏の終わりにブランドWASSのレーベル第一弾としてリリースされた。
ボアダムスやS.O.B、少年ナイフ、中島らも氏、今ではあふりらんぽにオシリペンペンズやVERMILLION SANDS等濃厚なバンドを産む大阪アンダーグランドカルチャーの最新型恥部HARD CORE DUDE"ダメは元々"15 TRAX ニューアルバム!
そして限定500枚!
このNEWアルバムは彼らの15年間の集大成とも言える、今までなにをやってきたのか!?と問われるべきなんら変わる事のないスカスカバタバタのハードコアサウンド。そして選曲はなんと往年のHCDヒットチャート人気のナンバーばかり!ん~っ?誰に人気!?
HARD CORE DUDE / Humdrum Ceremonial Demagogy CD はこちら!
ルチャの覆面をかぶり蛙ばりの奇声でシャウトするDIAMOND FURYとメンバーでもないのに居座り続けるAMERICAN BAD BOY(大阪SCUMナイト主催者ULTRA FUCKERS)とのツインボーカル(という程のものではナイ)にトラブルOKの演奏部隊も変人揃い。
そんな愛すべきNARDCOREバンドHCDの全曲捨て曲の聴くトコなし15曲入り。しかし音だけでは理解できない彼らの失笑に次ぐ失笑のヒストリーも読むことが出来ます。
そのHCDの啓発担当であるハイルマンにHCDの面白さを語ってもらいました!

Q.HCDはどうやって結成されたのですか?A.諸説有りますが、有力なのは2つ、1989年にドラムが尼崎で結成したというのと、1993末にボーカルとベースがレゲェに見切りを付けて、ハードコア再参入の際に仕掛けたというものです。前記の説によると、結成以来、紆余曲折を経て、1994年に一般にオリジナルと目されている当時のメンバーに納まったとなるのですが、それ以前から結成までの活動に関してのデータは一切ありません。このこともあり、この説はドラムの売名を企図した虚言もしくは泥酔の果ての妄想であるというのが通説になっています。後記の説の真偽については、その活動記録の日時等から、若干の不整合があるものの、概ね事実であろうとされています。もっとも、コンドゥーム内紛の混乱の中で私が請われて参加したときには、このバンドは既に存在したわけで、それ以前の経緯については、窺い知る立場にはないのです。
Q.いつもライブで悪態をついていたベーシスト(後に失踪)のおもしろMC何かありませんか?
A.もっとも印象深かったのは1997年11月23日の名古屋ハックフィンでのライブの時のMCです。元々メンツ的に、我々に対するニーズが低かったのは大前提として、ライブ前に会場側から要求された誓約書への署名に関して一揉めした後だった事も有り(会場付近にたまる客に関してバンド側に責任を求める文言が区域も不明確、時限も無しで記載されていた。一生責任持てってのか?、ありえんだろ。そもそも店外で誰がお客かなんて、どうやって特定しろというのか?。どうせ形式なのだろうが子供遊びじゃないんだから、署名付きの書面作るなら最低限頭使ってもらわんと、こんなバカなのいちいち指摘するのだって面倒)、そんな空気の中始まったライブは当然重く、曲間にパラパラと拍手がある程度。でここでベースが「鬱陶しいから拍手するな!」と言いは放ったところ、ほんとに拍手がなくなった。拍手もないってことは、客は基本無反応。しかも何故か出て行くとかですらない(誓約書の一文からして出ていけないのかもしれないが)。これが可笑しくて堪らない。何やっても客はシ~ン、曳いてんだか怒ってんだかは知らないが、漂う空気の重いさは尋常じゃない。本人は終わってからかなり満足げだったけど。「無茶苦茶おもろかった」とさ。
Q.ベーシストが失踪した頃からメンバーが安定しませんが逆にいろんな形態でライブをしてますよね?
A.元々メンバーが欠ける事への期待値は高いほうではあったのですが、2001年に正式に消息が途絶えて以降は、基本流動的になっていました。これには別に音楽的な意味合いがあったわけではなく、私欲に狂ったドラムが、自分好みの女性を、打ち上げに連れ込む目的で不特定にメンバーに抜擢した結果であります。それが2005年のメタル版初演以降、この形態でのライブが増え、思うように自分好みの女性をひぱっり込めなくなり、その鬱積がひいては2007年の無期限仮脱退へと至ったわけです。
Q.現在のメンバーはどうなってるんですか?
A.前述のドラムの仮脱退以降、1年程の間は流動的な状況が続きましたが、2008年3月に餌に釣られてヘルプとして正式参入したNo.703を以って、ほぼ現在のメンツで安定しました。現在のメンバーは、初期に比べ当社比180%程増量したボーカル・ダイアモンドフューリーと、ギターからベースに転向してまだしもその音楽性の向上に寄与した私・ハイルマン、ババに撃ち抜かれた膝を引き摺り、序列同率4位で掛け持つヘルパーギタリスト・No.703、曲を覚えるのが苦手で忘れるのが得意でお金を数えるのが好きなドラマー・Nムラ、穢れない心を持った人には見えないアメリカンバッドボーイとなっています。
Q.最近必ずアメリカンバッドボーイ(ウルトラファッカーズK.K.氏)がフィーチャリングされてますが正式メンバーですか?
A.ハードコアデュード史上、正式メンバーであるのはただ1人、現ドラマーのNムラだけです。過去にも愚かなメンバーは多々いましたが、正式メンバーになろうなどいう勇者は彼1人です。彼にはこれから溜まりに溜まったデュードの存在としての負債を清算していってもらう予定です。アメリカンバッドボーイは標準装備という扱いになっていて、練習に参加して自らの分担分のスタジオ代を支払い、フライヤーと映像部門を司っています。
Q.メタルツインギター参加でのメタルHCDやキーボードメインの時期があったりしますが…
A.ありましたね、懐かしいですね、今となってはいい思い出です。
Q.他にも今までいろいろなメンバーが参加してきましたが適当に紹介してください。
A.当時の彼女にドラムを叩いてもらった。湊町の服屋の娘にベース弾いてもらった。旧ドラムの現嫁にドラムしてもらった。現ドラムの彼女にベース弾いてもらった。旧ドラムが店長やってるスタジオのスタッフの娘やお客の娘にベース弾いてもらった。知り合いのバンドのギターの娘にベース弾いてもらった。また別の知り合いのバンドのギターの娘のレコーディングでキーボードやピアノを弾いてもらった。旧ドラムがご贔屓の娘にドラムを叩いてもらった。知り合いの元嫁が在籍するバンドのドラムの娘に作品でナレーションをしてもらった。ほかにもいろいろ~
Q.曲は何曲位あるんですか?
A.多分211曲あります。
Q.全て記憶してますか?
A.記憶しておかなくてはいけないようでは、ハードコアデュードとは言えません。
Q.曲は誰が作ってるんですか?
A.大筋は他のバンドなりミュージシャンが作ってくれてあるので、問題ない程度まで手を加えるのは私の仕業です。
Q.HCDのライブといえばファンが楽しみにしているマーチャンダイズがありますが、毎回違うデザインのT-shirtsが500円だったりアルバムが無料だったり、その辺どうお考えでしょうか?
A.作品と言うのは基本的に物質を買うのではなく、付加価値を買うものです。作り手としては、自己評価のうえ妥当と思われる価格を作品に設定するもので、その意味で我々が自身に下す評価は常に妥当であると考えます。時には原価を割り込むほどの強烈な負のパワーを纏っているのです。デザインが定番化しないのは、目的が作る事であっても、売る事ではないからです。
Q.デザインはどうやって決めるのですか?
A.現段階で、デザインを決めている余裕は我々にはありません。予定の作品数に対して常にデザインが不足する状況を呈しており、目に止まったものは無理矢理にでも作品にしています。これまでのところ、基本的にはコラージュの美名の下、他者の著作物を食い荒らしてきたのが現状ですが、ここにきて諸事情によりオリジナルデザインの必要性を痛感しているところです。
Q.HCDには付き物のアクシデンンやトラブルですが…
A.デュードにとってアクシデントやトラブルはオプションではなく本体です。我々にとって楽曲や演奏などは、大いなるトラブルを召還する為の儀式にあたるものです。その為、長い間我々は自らに練習をすることを厳しく戒め、常にその時に供えてたのです。ですが、残念ながら昨今の若い構成員は、その思想には賛同しかねるようで、今日では日夜練習の享楽におぼれ明け暮れています。もっともとはいっても、大いなるトラブルは我々の浅薄な知恵など到底及ばぬ領域で、忘却と言う形をとって毎回ライブに降臨しております。拠代はNムラ。
Q.HCD以外にどんな活動をしていますか?(していましたか?)
A.すみません、プライベートなことはちょっと…
Q.HCDの曲の元ネタをいくつか教えてもらえませんか?
A.2ndEPのA面の2曲目の正解はBad brainsの”Pay to cum”です。
1stEPのA面の5曲目の正解はYouth Brigadeの”Sink with California”です。
1stLPのB面の11曲目の正解はBoskopsの”Good-Bye”です。
2ndEPのA面の5曲目の正解はMajor Leagueの”No Turning Back”です。
1stEPのA面の1曲目の正解はSegaの”Fantasy Zone”です。
3rdEPのB面1曲目の正解はFartzの”Poeple United”です。Concrete Octopusではありません。コンクリは回数の多いカウントをちゃんと数えて曲に入りますが、Fartzはカウントを打っているのに、結局声でカウントを入れてしまいます。
A.ところで、新作に関しては何も聞かれないのですか?
Q.・・・・
■HCD自己レビュー(作品の自作レビューより抜粋)
・価格設定をのみ根拠に商品と化した最終処分地直送のゴミから作り出されたゴミ
・既に犯罪的なまでに低められている彼らの低脳とその無自覚ぶりが際限なく露呈!
・最下層より出でた凶人の奏でる、辺土で蠢く亡者の為の調べが、健常者の世界をそこはかとない不快感で侵食していく。
・忘却の彼方より引きずり出された、異常者共の最恥部開帳。ヒドすぎる。
・化学の神に奉納される、狂信者どもの醜態満載。正視に堪えない。
・疎まれつつもなかなか逝かない、関西アングラの末席の汚濁
・音楽シーンの健全育成の為の暗黙の根絶奨励種
・あらゆる感性に転移した悪意によって蝕まれ手の施しようがない。一刻も早く拘束して隔離すべし!
・他者の迷惑を糧として地下世界に潜み、それでもなおこけ衰えて朽ちゆく。
・本物を愛する貴兄にとっては許すべからざる生存危惧種
・認識されなきゃいないも同然、路傍の石ころここにあり!
・倍に盛ったら苦痛も2倍!、出来の悪さは折紙付き!
・彼等の不明を後世においても断罪する為の負の布石である。
■お気に入りキャッチコピー
2006年のバッヂの第3集の帯に付けたコピー
「忘れずに いないで欲しい いつまでも」
「忘れずに」は「忘れないで」、つまり「覚えていて」。
「覚えていて」「いないで~」は「覚えていないで~」、つまり「忘れて~」。
よって、「とっとと忘れてくれ」ってこと。
2007年のアルバム「Desert~」の帯に付けた注意書き
「HCDは幼児に手の届かないところに置き、いたずらしないように注意して下さい」
「主体」が「対象」に対して「悪戯」しない為に。
■Shit Collection (下写真 left to right)
Butter Fly Comic / 10年以上以前に店頭で衝動的に購入。’90年代の日本を震撼させたバタフライの末裔。
新聞切り用鋏 / 2~3年内に文具店で衝動的に購入、最早凶器と見紛う大鋏。
Bass / 絶滅危惧種。10年程かけ収集。1本平均9120円で購入。
Vans / Mondrian風、最近購入。実用のハードルは高い。
Bal-Sagoth & Macabre / 前者はドラクエメタルバンド、アルバム”Battle Masic”がピーク、後者はマーダーメタルバンド、ミニアルバム”Grim Reality”がお気に入り。
Base / Pistacchio(United Sports)&Smoke(Anvil)、前者は着用の可否は別に、いい色だったけど廃番の模様、後者は健在。
Expanding Records / 完全なジャケ買いで中身は静謐なエレクトロニカ、店頭で見てほぼ一時期に衝動買い。現時点で国内でのアナログ盤購入先が不明。知ってる人教えて。
HCD Vo.DIAMOND FURY Intrerview
HCDのボーカルとして意識していること心かけていることは?
A.そもそもボーカルなのかどうかも怪しい、叫びわめき散らしているだけかな
Q.HCDの曲を全曲覚えてますか?
A.ライブで初めて聞く曲をいきなり演奏したり(まあデモを渡された時点であまりにもバカバカしい曲なので覚える気が無い、もしくはもらったことも忘れる等のこともある)されるので覚えようがない
Q.HCDで伝えたいメッセージ
A.伝えたいメッセージがあるならHCDはやっていない








